アプリ開発費用はどれぐらい掛かりますか?

coins, banknotes, money 仕事内容
yoki
yoki

1つのアプリ開発にどれぐらいお金が掛かるか、

気になりますよね?

※長文なので、結論だけ見たい方は「まとめ」をご覧ください。

費用見積(例)の対象

費用見積の例として、成果物から「Chattering_Controller」で算出してみます。

名称詳細開発期間公開日
Chattering_Controller
※外部ページに移動します
プログラム言語Flutterの学習、練習用に作成
私のPC環境ではマウスのチャタリングに悩まされていたので、
問題解決のためにモチベーションを維持して完成までこぎつけられました。

逆に、こだわりすぎて動作確認に期間を掛けすぎてしまったのは反省…。
(約2カ月)

企画、仕様書
※外部ページに移動します
合計約6カ月
※内訳
 学習:2カ月半
 実開発:1カ月
 動作確認:2カ月
2024/10/18

費用見積(例)

まず最初に、依頼者から開発してほしいアプリの詳細を聞き、アプリ開発にどれぐらいの期間(工数)が必要かを概算します。

「Chattering_Controller」であれば、「開発期間」の内訳にある実開発”1カ月”と、動作確認”2カ月”の合計”3カ月”が工数(人月)となります。

※「Chattering_Controller」は個人開発物なので、実際のアプリ開発で依頼者との認識の共有に必要な「モックアップ(見た目だけのサンプル)アプリの作成」や、アプリで使用される「画像データの準備」等は省略されています。

次に、月数単位ではなく、日数単位に直します。

今回の例では、1ヵ月=20日(土日祝日を省いたとして)で計算すると、”60日”が工数(人日)となります。

さらに、日数単位から、時間単位に直します。

yoki
yoki

yokiの場合ですが、

アプリ開発に割り当てられる1日の時間は“約6時間”としています。

今回の例では、60日×6時間で計算すると、”360時間”が工数(人時)となります。

あとは時給を設定して、工数(人時)と掛け算すれば概算費用が算出されます。

時給1000円とすると、360時間×1000円で、“36万円”

あの…費用高くないですか?

yoki
yoki

あ、はい。

このままだと個人依頼なら高めだと思うので、

ここから色々と交渉していく感じです。

例えば、「Chattering_Controller」は動作確認に期間を掛けすぎた件は“納期の遅れ”となるので、最初に提示した動作確認の期間を超えた分は罰則として支払わない、という交渉もありです。

最初に提示した動作確認の期間が1ヵ月、20日、120時間だとすると、120時間×1000円で、”12万円”は支払うが、超過した1か月分は支払わない事になり、“24万円”

すいません、まだ高いです…

yoki
yoki

あ、はい。

他には開発期間を短くしたり、

時給自体を減らすのも交渉次第ですかね。

例えば、アプリの不具合やバグが多くても良いので、開発期間と動作確認期間を半分にしたとすると、そのまま半額の“12万円”

アプリ開発に対して手を抜いても良いので、時給を800円にしてほしいとすると、120時間×800円で、“9万6千円”

10万円以下ならアプリの開発依頼できそう

yoki
yoki

ええ、“アプリの開発だけ”ならですが。

えっ

実際にはアプリの開発費用に加えて、不具合やバグの修正サポート(システム保守)の費用が必要な場合が殆どです。

システム保守の費用は、一般的には“アプリ開発費用の約15%”“年間の費用”の目安となっているようです。

「Chattering_Controller」の場合、
“36万円”であれば、年間”5万4000円”、月“4500円”
“24万円”であれば、年間”3万6000円”、月“3000円”
“12万円”であれば、年間”1万8000円”、月“1500円”
“9万6千円”であれば、年間”1万4400円”、月“1200円”

あるいは、不具合やバグの修正を依頼する時のみ費用が発生する場合も考えられます。
その場合は不具合やバグの規模次第で費用が変動します。

意図せずとも不具合やバグを入れてしまったのはyokiさんなのに、

こちらが費用を支払うんですか?

yoki
yoki

私の過失だった場合は、もちろん無償で修正いたします。

しかし、想定外の不具合やバグも存在しています。

例えば、Windows10では動作していたがWindows11では動作がおかしくなった、iPhoneをiOS18に更新したら動作しなくなった等、アプリの動作環境が異なる場合の不具合への対処は、最初(仕様書の段階)から想定していないと対応が困難です。

yoki
yoki

つまり、仕様書に書かれていない事は想定されていないので、

その場合は私の過失ではないんです。

何か言い訳っぽく聞こえるのですが…

yoki
yoki

すいません…

この辺の線引きをきっちりしておかないと困るのは私なので…

もちろん、システム保守のサポートを受けるかどうかは依頼者の自由です。例えば1年間だけサポートを受けて、それ以降は依頼者側で何とかするのがよくあるパターンです。

もっと安くなりませんか?

yoki
yoki

そうですね…

私の成果物として公開しても良いかどうかの

広告割引というのはどうでしょうか?

このWebサイトの「成果物」ページに開発したアプリを載せても良い場合、私の実績としてPRできるので、広告費用としてその分費用から割引します。

一般的には広告対象の費用の2%~10%が広告費用となっており、私の場合はアプリ開発の規模(期間)によってその割合を変動させます。

「Chattering_Controller」の場合、仮に10%とすると、
“36万円”であれば、広告割引”3万6000円”、“32万4000円”
“24万円”であれば、広告割引”2万4000円”、“21万6000円”
“12万円”であれば、広告割引”1万2000円”、“10万8000円”
“9万6千円”であれば、広告割引”9600円”、“8万6400円”

提示された最低額、サポート半年、広告割引ありで9万3600円になって、

予算の10万円以内に収まりました!

yoki
yoki

注意点として、開発期間の縮小や時給削減の交渉は、

想定外の不具合やバグの発生原因となって、

余計な期間や費用が掛かってしまう恐れがある点にはご注意ください。

まとめ

費用見積の例として、成果物から「Chattering_Controller」で算出しました。
下記の表はこのページで私が算出した費用をまとめたものです。

No.詳細工数
(人月)
工数
(人日)
工数
(人時)
時給保守費用
(年間)
広告割引合計費用
1標準
(開発のみ)
3か月60日360時間1000円なしなし36万円
2「No.1」から
納期遅れ分除外
2か月40日240時間1000円なしなし24万円
3「No.2」から
開発期間縮小
1ヵ月20日120時間1000円なしなし12万円
4「No.3」から
時給削減
1ヵ月20日120時間800円なしなし9万6000円
5「No.1」に
保守1年分追加
5万4000円なし41万4000円
6「No.2」に
保守1年分追加
3万6000円なし27万6000円
7「No.3」に
保守1年分追加
1万8000円なし13万8000円
8「No.4」に
保守1年分追加
1万4400円なし11万400円
9「No.1」に
広告割引を適用
なし3万6000円32万4000円
10「No.2」に
広告割引を適用
なし2万4000円21万6000円
11「No.3」に
広告割引を適用
なし1万2000円10万8000円
12「No.4」に
広告割引を適用
なし9600円8万6400円

※保守費用:不具合やバグの修正サポート(システム保守)の費用

※広告割引:開発したアプリを一般公開しても良い場合、広告費用として開発費用から割引

yoki
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